研究室紹介

研究分野紹介

 私たちは目に見える運動する現象である舞踊を通して「人間の内的エネルギー」や「ダイナミックなイメージ」を捉えることができます。本研究室では、このようなエネルギーやイメージとして人々が享受する舞踊を、身体、運動、表現、コミュニケーションなどのキーワードから研究を進めています。
 具体的には、芸術の視座から作品論、作家研究、運動の視座から舞踊運動の表現性、舞踊運動の分析、鑑賞者の心理的な視座から舞踊の鑑賞構造、舞踊イメージなどに関する研究です。
 舞踊作品と舞踊運動では映像による分析、舞踊イメージでは言語を用いた評定尺度による分析などを通して舞踊における多様な表現方法を考察します。舞踊の身体性に関しては、実践的、実証的に研究を行っています。

略歴

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お茶の水女子大学文教育学部教育学科表現体育学専攻卒業(昭和51年卒)、同大学院人文科学研究科舞踊教育学専攻修了。神戸大学総合人間科学研究科博士課程後期修了。1995年~1996年Laban Centre for Movement and Dance(London)に 留学、2000年度文化庁派遣芸術家在外研修員としてニューヨーク滞在。2006年4月より、中京女子大学教授を経てお茶の水女子大学文教育学部芸術・表現行動学科舞踊教育学コース教授に着任し、現在は、お茶の水女子大学大学院人間文化創成科学研究科文化科学系教授、博士(学術)。舞踊学・舞踊芸術学が専門であり、博士課程では比較舞踊論を担当している。